カラオケのロングトーンは、息の使い方を整えるだけで安定感が大きく変わります。
声が震えたり途中で途切れたりするのは、実は呼吸のコントロールが原因であることが多いんです。
「伸ばすところで声がブレてしまう」「最後まで息が持たない」と悩んでいませんか?
こうした悩みの多くは、腹式呼吸と息の流れを安定させる練習で改善が期待できます。
この記事では、ロングトーンが不安定になる原因・息を長く持たせる呼吸法・3ステップの練習メニューを紹介していきます。
焦らず、自分のペースで取り組んでみてくださいね。
カラオケのロングトーンが不安定になる原因を理解しよう

ロングトーン練習に取り組む前に、なぜ声が安定しないのかを知っておきましょう。
原因を理解すれば、効果的な対策が見えてきます。
ロングトーンで声が震えるのは息の量が不安定だから
ロングトーンで声が震える主な原因は、息の量が一定でないことにあります。
声を伸ばしている途中で息の量が増減すると、声帯への空気圧が変わってしまいますよね。
その結果、意図しない震えが生まれ、ビブラートとは違う不安定な揺れになってしまうことがあるんです。
よくあるパターンとしては、以下のようなケースが挙げられます。
- 最初は勢いよく出すが、途中で息切れして弱くなる
- 息を節約しようとして、声が細くなりすぎる
- 緊張で息が浅くなり、すぐに苦しくなる
こうした息のムラは、意識的に息の流れをコントロールする練習で改善できる可能性があります。
まずは「自分の息がどう流れているか」を観察することから始めてみてはいかがでしょうか。
カラオケのロングトーンで喉が締まると息が続かない
もうひとつの原因は、喉の力みによって息の通り道が狭くなることです。
喉が締まった状態では息がスムーズに流れず、必要以上に力を使ってしまいます。
その結果、息が早く減り、ロングトーンを最後まで伸ばせなくなることがあるかもしれません。
喉の力みが起こりやすい場面としては、以下のようなものがあります。
- 高音域を出そうとするとき
- 人前で歌うときの緊張
- 「頑張って声を出そう」と力むとき
力で押し出すのではなく、息に声を乗せるイメージを持つと変わってくることがあります。
喉をリラックスさせる意識を持つだけでも、息の持ちが改善するかもしれませんよ。
ロングトーン練習の基本|カラオケで息を長く持たせる呼吸法

ロングトーンの安定感を高めるには、呼吸法の見直しが効果的とされています。
ここでは、カラオケで息を長く持たせるための基本的な呼吸法を紹介しますね。
腹式呼吸がロングトーン練習の土台になる理由
ロングトーン練習において、腹式呼吸は土台となる重要なスキルです。
腹式呼吸とは、横隔膜を下げてお腹を膨らませるように息を吸う呼吸法のこと。
胸で浅く吸う胸式呼吸と比べて、多くのメリットがあると言われています。
| 比較項目 | 腹式呼吸 | 胸式呼吸 |
|---|---|---|
| 息の量 | 多く取り込める | 浅くなりやすい |
| 息の安定性 | 一定に保ちやすい | ムラが出やすい |
| 体の力み | リラックスしやすい | 肩や首が力みやすい |
| ロングトーン向き | ◎ | △ |
腹式呼吸の感覚をつかむには、仰向けに寝た状態で練習するのがおすすめです。
息を吸ったときにお腹が膨らみ、吐いたときにへこむ感覚を確認してみてください。
この呼吸が身につくと、ロングトーンだけでなく歌全体の安定感が増すことが期待できますよ。
カラオケのロングトーンで息の流れを一定に保つコツ
腹式呼吸ができても、息の流れが一定でなければロングトーンは安定しません。
息を一定に保つには、「細く長く吐く」意識が大切だとされています。
具体的な練習方法を紹介しますね。
- 息を吸ってお腹を膨らませる
- 「スー」と音を立てながら細く息を吐く
- 最初は10秒を目標に、慣れたら15秒、20秒と延ばしていく
このとき、息の強さが途中で変わらないように意識することがポイントです。
ティッシュを口の前に垂らし、揺れ方が一定かどうかで確認する方法もありますよ。
目安として、以下の秒数を参考にしてみてください。
| レベル | 目標秒数 | 練習期間の目安 |
|---|---|---|
| 初心者 | 10秒 | 1〜2週間 |
| 中級者 | 15〜20秒 | 1ヶ月程度 |
| 上級者 | 25秒以上 | 継続練習 |
地味な練習に感じるかもしれませんが、この基礎があるとカラオケでのロングトーンが変わってきます。
1日5分からでも、コツコツ続けてみてくださいね。
カラオケ上達に直結するロングトーン練習メニュー【3ステップ】

ここからは、カラオケで実際に使えるロングトーン練習を3つのステップで紹介します。
段階を踏んで取り組むことで、無理なく安定感のある声を目指せるでしょう。
ステップ①:ロングトーン練習は「ハミング」から始める
最初のステップとして、ハミングでのロングトーン練習がおすすめです。
ハミングとは、口を閉じて「ンー」と鼻に響かせる発声法のこと。
ハミングから始める理由は以下の通りです。
- 喉への負担が少なく、長時間練習しやすい
- 声の響きを感じやすく、共鳴の感覚がつかめる
- 息の流れだけに集中できる
練習方法はとてもシンプルです。
- リラックスした状態で軽く口を閉じる
- 楽な音程で「ンー」と5秒程度伸ばす
- 慣れてきたら10秒、15秒と時間を延ばす
- 鼻の奥や頭に響く感覚を確認する
響きが途切れたり声が震えたりしたら、息の流れを見直してみましょう。
1日3〜5分の練習を2週間続けると、声の響きが変わってくることがありますよ。
ステップ②:カラオケの実践に向けて母音でロングトーンを伸ばす
ハミングに慣れてきたら、次は母音を使ったロングトーン練習に進みましょう。
「アー」「エー」「イー」「オー」「ウー」と、それぞれの母音で声を伸ばしてみてください。
母音によって口の開き方が変わるため、息の流れや響きも異なってきます。
| 母音 | 口の形 | 息の持ちやすさ | 練習のポイント |
|---|---|---|---|
| ア | 大きく開く | やや難しい | 息が逃げすぎないよう注意 |
| イ | 横に広げる | 普通 | 喉が締まりやすいので注意 |
| ウ | 小さくすぼめる | 持ちやすい | 初心者におすすめ |
| エ | やや横に開く | 普通 | 明るい響きを意識 |
| オ | 縦に開く | やや持ちやすい | 深い響きを意識 |
苦手な母音がある場合は、その母音を重点的に練習すると効果的です。
カラオケでよく歌う曲のサビに出てくる母音を意識すると、実践に活かしやすくなりますよ。
ステップ③:ロングトーンの練習を曲の中で活かす応用法
基礎練習ができたら、いよいよ実際の曲でロングトーンを練習してみましょう。
まずは好きな曲の中から、声を伸ばす箇所をピックアップしてみてください。
サビの最後やフレーズの終わりなど、ロングトーンが出てくる部分を見つけてみましょう。
その部分だけを取り出して繰り返し練習する方法が効果的とされています。
練習のポイントを整理しておきますね。
- 息を吸う位置をあらかじめ決めておく
- 伸ばし始めから終わりまで音量を一定に保つ
- 最初はテンポを落として練習する
- 安定してきたら徐々に原曲のテンポに近づける
いきなり原曲のテンポで歌うと、息のコントロールが追いつかないことがありますよね。
ゆっくりのテンポで安定させてから、徐々に速度を上げていくのがコツです。
スマホの録音機能で自分の声を聴き返すと、改善点が見つかりやすくなりますよ。
ロングトーン練習の効果を最大化するカラオケでの実践テクニック

自宅での練習に加えて、カラオケでの実践テクニックも押さえておきましょう。
ちょっとした意識の違いで、ロングトーンの安定感は変わってきますよ。
カラオケのロングトーンで安定感を出すための姿勢と体幹
ロングトーンの安定感には、姿勢と体幹の使い方が大きく関係しています。
猫背や前かがみの姿勢では、腹式呼吸がしにくく息が浅くなりやすいですよね。
カラオケで歌うときに意識したいポイントは以下の通りです。
- 背筋をまっすぐ伸ばす
- 肩の力を抜いてリラックスする
- 足を肩幅程度に開いて安定させる
- お腹に軽く力を入れて体幹を意識する
座って歌う場合も、背もたれに寄りかからず浅めに座ると呼吸がしやすくなります。
姿勢を整えるだけで息の通りが良くなり、ロングトーンが安定することがありますよ。
歌う前に軽くストレッチをして、体をほぐしておくのもおすすめです。
ロングトーン練習の成果をカラオケ採点に反映させる方法
カラオケの採点機能を使うと、ロングトーン練習の成果を客観的に確認できます。
多くの採点システムでは、「ロングトーン」や「安定感」といった項目が設けられていますよね。
採点を活用する際のポイントを押さえておきましょう。
- 同じ曲を繰り返し歌ってスコアの変化を見る
- ロングトーンの項目だけでなく「安定感」もチェックする
- 採点バーを見ながら音程と息のブレを確認する
- 録音機能があれば活用して聴き返す
ただし、採点の数値にこだわりすぎないことも大切です。
数字ばかり気にすると、歌うこと自体が楽しくなくなってしまうかもしれません。
「前より息が続くようになった」「声の震えが減った」など、小さな変化を感じられたら十分ではないでしょうか。
採点はあくまで参考程度にとどめ、自分の声の変化を楽しむ姿勢を大切にしてくださいね。
まとめ:カラオケのロングトーン練習で息の安定感を手に入れよう

カラオケのロングトーンが安定しないのは、息の使い方に原因があることが多いです。
息の量のムラや喉の力みを見直すだけでも、声の伸びは変わってきますよ。
この記事で紹介した内容を振り返っておきましょう。
- ロングトーンが不安定になる原因は、息の量のムラと喉の力み
- 腹式呼吸と「細く長く吐く」練習が基本
- ハミング→母音→曲の3ステップで段階的に練習する
- 姿勢と体幹を整えると息の通りが良くなる
- 採点機能は参考程度に活用する
ロングトーン練習は地味に感じるかもしれませんが、続けることで確実に変化が出てきます。
「息が続かない」「声が震える」という悩みは、あなただけではありませんよ。
一人で抱え込む必要はありませんし、焦る必要もありません。
自分のペースでコツコツ取り組んでいけば、きっと安定感のある歌声に近づいていけるでしょう。
まずは今日から、1日5分のロングトーン練習を始めてみてはいかがでしょうか。
